東京国際家具見本市 IFFT その1

国内最大の家具見本市 IFFT がピンチに陥っている。
久しぶりに訪れた展示会での率直な感想である。
数年前からJAPANTEX(インテリアファブリック協会)と同時開催になり、
さらに今年はIPEC(インテリアプランナー協会)、インテリアフェスティバル
(インテリア産業協会)も加わり、一歩前進かと期待していたのだが…
なんといっても残念なのは、本命のIFFTよりJAPANTEXのホールのほうが
面白かったいうことである。
IFFTは、2年前から改革のため外部からのプロデューサーを顧問に向かえて
変革を進めているが、今年から、さらにデザイナーとコーディネーターも加えて
臨んだ展示会であったが、その成果は感じられなかった。
5年計画の改革とのことなので、あと3年。なんとかいいものにして頂けるよう
切望しながら待つしかない。
こういう流れはどの業界も同じ悩みを抱えているが、コンサルタントに任せて
なんとかしてもらおうという安易さは感心できない。
主催者側の改革こそ必要で、出展者の意向が反映されない他人任せの展示会では、
いくらお誘いがあっても出展する側として魅力はない。
現に、IFFTに出すべき家具メーカーがJAPANTEXに何社も出展しているという現状は、
真摯に受け止めてほしい。
93年に我々が初めて出展した頃は、国際見本市に出せることだけで満足するような
憧れのステージだった。
特にヨーロッパのメーカーと肩を並べられるという幼い発想ではあったが、
無垢材だけで作った家具を植物性オイルで仕上げたシリーズは、
海外のメディアに、環境にも配慮した製品として評価され、これからの家具の
方向性のひとつとして注目された。
最近はヨーロッパのメーカーの出展が、めっきり減ってしまった。
経済大国日本に期待して出品をしてきたメーカーもやっと気づいたに違いない。
日本はインテリアに関してはまだまだ成熟した市場ではない。
ブランド好きの日本人には付き合ってられないと匙を投げられたような思いがする。
現在のBN(バーズ ナチュレル)シリーズはあの14年前のIFFTからスタートした。
2007年11月25日 Posted bybbyuji at 17:25 │Comments(2) │見本市
この記事へのコメント
Yoh-Mです。
e住まい & 痛快ライフ 共に移られて楽しいです。
今の状況は実によくないですね。
物造りに励む人、歌って踊って楽しませる人、絵描いて恥描く人、何かこういった人達が自然に集まる時代性を感じます。
福井から漆絵師が何故か私の所に来てくださいました。
茶農業の方が近くティールームを開きます。
今後も残って現在の仕事を続けようと考える人達には、共通するところが有るからお互いに場が増えるといいな・と思ってます。
一服しながら言いたい放題願います。
e住まい & 痛快ライフ 共に移られて楽しいです。
今の状況は実によくないですね。
物造りに励む人、歌って踊って楽しませる人、絵描いて恥描く人、何かこういった人達が自然に集まる時代性を感じます。
福井から漆絵師が何故か私の所に来てくださいました。
茶農業の方が近くティールームを開きます。
今後も残って現在の仕事を続けようと考える人達には、共通するところが有るからお互いに場が増えるといいな・と思ってます。
一服しながら言いたい放題願います。
Posted by Yoh-M at 2007年11月27日 17:01
Yoh-M様
「50代からの痛快ライフ」登録がなんと少ないこと。
あこがれるような痛快人が増えてほしいものです。
最近、やっと大人の仲間入りできたと感じています。
言いたいことが言える勇気を持ちたいですね。
「50代からの痛快ライフ」登録がなんと少ないこと。
あこがれるような痛快人が増えてほしいものです。
最近、やっと大人の仲間入りできたと感じています。
言いたいことが言える勇気を持ちたいですね。
Posted by bbyuji at 2007年11月28日 18:11